アプリ「UD手書き」リリース


代表の青木です。

やっと正式に発表することができました!

経緯

Shamrock Recordsはひょんなきっかけから「聴覚障がい者向けコミュニケーション支援アプリ」と「ユニバーサルデザインのアプリ」の開発を継続して行なっています。これはライフワークとしてボランティア活動をしております。

この分野でなにか一つ製品化をしたい、そう強く思っていました。
とにかく僕は製品化にこだわります。世の中に出すことは重要なのです。

そのきっかけを与えてくださったのが、長い間聴覚障がい者支援の事業を行なってきた株式会社プラスヴォイスと、音声認識エンジン「AmiVoice(アミボイス)」の株式会社アドバンスト・メディアの2社。

プラスヴォイスは代理電話サービスを中心に情報保障支援事業を長年に渡り行って来ました。最近では「手書き電話」と言う遠隔筆談のシステムも発表されました。

アドバンスト・メディアは厚生労働省の補助金で聴覚障がい者支援の研究開発を行なっていた経緯もあります。そして僕はもう10年以上、この会社の業務に携わっています。

今回そこにShamrock Recordsも開発に加わりひとつアプリをリリースする運びとなりました。

それがアプリ「UD手書き」です。

UD手書き – かんたん操作の手書きメモアプリ 1.0.1(無料)App
カテゴリ: ライフスタイル, 仕事効率化
販売元: Shamrock Records, Inc.

UDって?

UDとはユニバーサルデザインの略。あまり馴染みのない言葉かもしれませんが簡単に言うと「誰でも使える」と言うことです。

開発のきっかけは「筆談」でした。僕は共用品ネットと言う団体に2013年度から正式に参加をすることになりました。初めてここへ遊びに行った時に聴覚障がい者さんたちと話しをする機会を得ました。手話もツールもない、どうすることもできないのがとても悔しかったのです。結局コミュニケーションと言うのはその場になってみるととどちらがマイノリティなのかってだけなのです。

Shamrock Recordsは一番最初にMemonadeと言う多機能手書きメモアプリをリリースしました。もちろん今でもこのアプリは開発過程のスケッチで活用している書かせないアプリです。これを筆談に使えないだろうか?と。さっそく取り出して使ってみました。意外といけたのですが、早い書き込みや復数人で使う用途に耐えられませんでした。いろんなことが出来る反面、操作の手続きが多いのです。

考え方は2通りあります。

・障害者さんにツールを提供して自立支援的な考え方
・できることの多い健常者がツールで武装してがんばる考え方

どちらかと言うことではなく、両方とも取り組む必要があります。が、少なくとも僕には後者で武装することができるツールを開発する力があるので自身を実証素材としてやってみようと思ったわけです。

その一つの答えがこの「UD手書き」いうことです。
少し覚えている手話と筆談の表現力の高さ。スピードはインターフェイスを工夫することで最大限あげることができました。

今回その筆談という手段に音声認識を加えることができました。ボタンを押してiPadに向かって喋ると声が文字化され画面に表示されます。ただしく文字化されていればそのまま見せるだけでOK。間違っているところがあれば手書きで直して見せる。この操作で意思疎通はだいたいとることができます。

無料アプリです

アプリは無料。音声認識をつかった「声で文字を入力」はアドオンで¥600。音声認識はアドバンスト・メディアが厚生労働省の補助金で研究開発した辞書をつかったものです。より健常者と障がい者間での会話に特化しています。
また「開発費支援+ロゴ表示切り替え」で¥250も用意しています。いわゆるカンパやドネーション的なものです。

アプリを無料にしたのはこれを筆談でのコミュニケーションアプリの定番にしたいと思っているからです。面白さや奇抜さは必要ありません。本当に使えるアプリと自負しています。

先にも述べましたが、これはひとつの形です。どれが正解と言うことでもないと思ってます。いろんな選択肢をこちらが提供するなかで一つの目的である「コミュニケーションを楽しく」にたどり着いてくだされば本望です。

アプリ紹介

では簡単にアプリを紹介します。

この画面だけです。色は三色で直感的に選べます。ポイントは全クリアの方法です。
盛り上がってくるとiPadの取り合いになります(笑)。その時画面を触って誤ってクリアしてしまわないようにスワイプでの操作にしました。1アクションでの操作にこだわりました。

こんな感じで絵も書けます(絵心はまた別問題で)

アドオンで「声で文字を入力」を購入していただくと音声認識ボタンが表示されます。
ボタンをタップするとすぐに音声入力が始まります。

慣れるまでは難しいかもしれませんが、iPadに向かって話しかけてください。話し終わったら完了ボタンを押して下さい。

このように文字が画面に表示されます。もしこんな感じで音声入力にミスがあったら手書きでちょいちょいと修正します。
ピンチ操作で拡大すると修正しやすいです。

今後の展開

こういうアプリやシステムは施設がサポートするのが一番便利だと思ってます。たとえば自治体の窓口にこのアプリがインストールされたiPadが用意されていたり、学校や図書館なんかで貸し出したり。常に持ち歩いて筆談に使ったり。何気に普段も「絵に書いたほうが早いよなぁ」って時にこれをパッと取り出して起動して書く。これだけで円滑にコミュニケーションをとることができます。
僕はアプリのタイトルに「筆談」と入れなかったのはその意図があったからです。できるだけアナログに近い感覚で手書きアプリを提供したいと。それが僕の考えるこのアプリでのUDなのです。

たくさんの方に利用していただきたいと思っております。
アプリ「UD手書き」をよろしくお願いします!